僕の自転車

そろそろ、僕の自転車の話をしなくてはいけません。




僕の自転車は、もう三年半ほど僕と行動をともにしています。
彼とは腐れ縁です。



既に片方のブレーキは全く利かず、
もう一方のブレーキも利きが悪くなっています。

カゴも変形していますし、しかもサビで
そろそろ朽ち果ててしまうかもしれません。
まだ大学に残るわけですし、
そろそろ替え時なのでしょうか。






今日も彼とともに一日が始まったわけですが、
何やら様子がおかしい。

著しくペダルが重い。


そしてゴツゴツとお尻に響くあの感覚。

案の定、後輪のタイヤがペチャンコでした。
空気が漏れて、フニャフニャでした。

パンクかな?
だったら、もうそろそろ替えてしまおうか。
また出費・・・




そう思いつつ、慌ててBOXの空気入れで膨らませてみたところ、
ちゃんと復活しました。
パンパンです。
ムキムキです。
空気穴のねじが緩んでいたのが原因だったのかも。
締めておきました。





んで、復活した自転車をこぎ始めて10秒。

チェーンが外れました。

Ooooooooooooops!!!!!

最近はチェーンもサビサビで、
軽い振動でも割と簡単に外れてしまうのです。
直すのも慣れてきました。






その後は特に何の問題も無く済んだので、
どうやらまだ新車は買わなくても良いようです。


というよりは、まだ愛着があって
捨てるに捨てられない状態です。



しかし、またいつ不具合が生じるやら・・・













普段過している「日常」というものは
とても安定しているように感じてしまいますが、
ちょっとしたことで、いつでも壊れる準備があります。

自転車一つ調子が悪くなるだけで、
僕の日常は大きく揺らぐのです。
この毎日がとてつもなく多くの力に支えられて成り立っていることが分かります。



当然と思っていること、
あって当たり前だと思っているもの、
それらを維持するのも壊すのも
自分です。









そう思うと、身の回りのあれこれが
また違って見えてくる気がするのでした。







明日は自転車に優しく腰を下ろしてあげようと思うのでした。