知っておいて欲しいこと5
さて、独重まで残すところ二週間。もう間近ですね。どきどき。
みなさん曲は完成しそうですか?私は死にそうです。
まあそれはいいとして、今日の話題は、『うた』です。
最も原始的な楽器は、音楽は何か?
そういう質問があったとして、正しい答えは誰にも分かりませんが、私は、
『声 』そして『声楽 』だと思います。
『歌』こそが人間と音楽との最初の出会い、とは言い過ぎかもしれませんが、人間が創造した最初の音楽は『歌』であったと思います。
自分自身の声を使って作る音楽。それだけに、自分にとって一番しっくりくる音楽が作れるものです。
もちろん、正しく音程を取れない、ということもあるでしょうが、それは「正しい」という音程が決まっていて、リズムに合わせなければいけないときだったり、他人に言われたりしたときだけだと思います。
自分で自由に歌っているとき、そのときに、不自然さはない・・・・と勝手に思っております。
まあそういう前提のもとに、進めます。
人間に最も密接に結びついた音楽、『うた』。
その『うた』は、実は全ての音楽の中にもあるのです。
ポピュラーミュージックにはもちろん、オーケストラやピアノなどの器楽曲にも、民族音楽にも、そして、ギターにも。
聴いていて心地良い、上手いと感じる演奏には、必ず『うた』があるのです。
しかし、ただ楽器を演奏するだけでは『うた』は生まれません。
よくギター部の上回生が「うたえていない」と言ったような発言をしますが、それのことです。
「うたえていない」演奏は、どこか不自然で、物足りない。
ならば、どうすれば『うたえ』るようになるか。
これが非常に難しい。私も上手くできません。
一番手っ取り早いのは、実際に旋律を声に出して『歌って』みることだと思います。そうすれば、自然な流れが見えてきます。
その通りにギターを弾けば(弾ければ)たいていの場合は上手く『うたえ』ます。
その際に、音楽的な知識があれば、より上手く、というか効率的に『うたう』事ができます。
ただし、音楽すべてがその常ではありません。
だから、大事なのは自分の中でその『うた』をしっかりと意識する事です。
音楽的に正しくなくても、他人と分かり合えなくても、自分なりの『うた』をもって、それをギターを言う楽器を通じて表現する。
それが出来れば、たとえ技術的に拙くとも、音楽的におかしくても、聴衆に伝わるものはあると思います。
という事で、歌いましょう!